斜陽を迎えようとしていた「艦これ」は、PSVitaとアーケードなど、PCゲームをしない客層を狙う。
アニメは終わったが、劇場版が16年秋に公開予定──4/23でサービス開始3周年を迎え、大きな市場へ抜錨する。
軍艦マニアも黙る”擬人化”に成功した、数少ない成功モデルケースである。
正史を辿るが故に、妥協は許されない
DMMゲームの中でも圧倒的な登録者数を誇り、ツイッタートレンドにもたびたび登場する「艦これ」は、TV特集も多くゲームを知らない一般にも知名度は高い。
『艦隊これくしょん(艦これ)』は、第二次世界大戦時の大日本帝国海軍の軍艦を”擬人化”したゲーム。
歴史をモチーフとしたゲームは多く、はては神話も取り上げられることもあるが──艦これは現在から100年以内という、映像としても残っている歴史をモチーフとした稀有な存在。
ノンフィクションを扱う場合、整合性というのはユーザーから問われやすく、些細な齟齬があるだけで物議を醸し出す。
あら探しとも受け取れるが、捻じ曲げればフィクションになるし、詐欺とも受け取れる。
しかし艦これは、ガチの軍艦マニアが作成・監修し、このデリケートな問題を軽くあしらうクオリティで世間に認められた。
「困ったらwikiればいい」程度の知識では、これは駄作で終わっていただろうし、ユーザーにもあきられていたと思う。
艦これがヒットした後、様々な「パクりゲー」が生まれたが、続く(超える)ゲームは生まれなかった。
闇に消えたゲームに通じる物は、分かり難いインターフェイスだったり、派手な効果でレスポンスを悪化させたりと、悪手で自滅しているケースが多い。
──そう、ブログにも「レスポンス」はとても重要なのである。
ブログのレスポンスは集客率を飛躍的に向上させる
10年ほど前に主力だったISDN接続(64kbps)は、現在の光回線と比べて、最大で2万倍の差が生じている。ちなみにADSL(50Mbps)と比べても20倍以上の差がある。
回線速度が遅いと、ウェブページの読み込みを早くするため、データも軽めにしなければならない。そうなると文字だけのページが最適になります。
でも今はPCスペックも向上し、HPに動画を埋め込んだり、文字をアニメーションさせても、楽に再生できる時代になりました。
ウェブページは簡素な静的から、動的なページへと進化を遂げたわけです。
動的ページは視覚効果が高く、ひと目でインパクトを与えやすいのだが……、データ量の増大とCPUへの負担が増えるため、古いPCを受け付けなくなる難点がある。
そのために様々な最適化が存在する。
Googleの検索順位を決める基準には、ページレスポンスも対象になっている。
「すぐ読める」というのはユーザーにとっての利便性を高め、利益になることは間違いない。
ブログ運営者は、自分のページ読み込み速度を測ってみると問題点がわかっていいと思う。
リンク PageSpeed Insights|Google Developers
これに自分のウェブページを入力して、スコアが60以下であれば要注意。
私のとこは余裕でクリアしていますが、WordPressのプラグインとテーマによる力が大きいですね。
どのみち広告でゴテゴテしたサイトは、ユーザーに好まれないし、Googleの評価対象外となって検索順位も落ちますけどね。
SEOに強いサイトを作るには最適化を知ることから
サーチエンジンの検索順位上位になりやすい条件に、「ユーザーの利便性」がある。
簡単にいえば、「見やすい」「軽い」「必要な情報が手に入る」などのこと。
アフィリエイトを活用する場合、検索流入を取り入れることにより、恒久的な収入が見込まれる。
検索ページの1位を勝ち取れば、アクセス数もアップするが、それなりの対策は必要になる。
その対策がSEO(Search Engine Optimization)と呼ばれていて、”検索エンジン最適化”というもの。
検索エンジン最適化(SEO)の利点と対策について
これに関して細かくいうとキリがないのでざっくりいうと──
利点としては、それを目的としたアクセス流入が増え、結果的に広告収入が生まれやすいこと。
サーチエンジンのキーワード検索1ページ目になるだけで、クリック数・訪問者数が増え、ページ当たりのアクセスは飛躍的に伸びます。
欠点としては、狙って取ろうとするとドツボにハマることと、即効性がないこと。
SEOにも限界があり、最近では「効果がない」といわれることも多い。
SEOを簡単に最高効率にするには、「長く続けること」と「特定の分野に特化する」こと。
ブログでは「100記事3ヶ月」くらいを迎えたところで効果が現れる程度、だから時間がかかる。
特定の分野に特化するのは、検索語句を自然と充実させて、キーワード検索の対象比率をあげることにある。特化させることにより、それを求めるユーザーへの導線が生まれ、また目に付くことも多くなる。
SEOで重要な「キーワード」とは、棚に陳列している商品なのです。
海を統べる運営から学ぶ”知識”を武器にしたブログのつくりかた
お船の運営から学ぶべきことは、「盤石な知識を基にした有力な情報を発信する」こと。
釣りブログでいえば、「はじめかた」「釣りかた」「使いかた」など、教えるを基にした記事になる。
基本を伝えるコンテンツは、情報が古くなっても、あまり障害にならないメリットがある。
「知識を与えるコンセプト」では、1冊の本としてブログを完成させることが目標。
そうすることで、ウェブページは広告を利用して、印税のように収入を得ることができます。
あとはそれを複数運営していけば──。
狙ってアクセスを稼ぐためには、統計に足を踏み入れるべき
統計学は、世界で最もアツイ学問といっても過言ではない。
マーケティングは日本において今まで軽視されてきたこともあるが、近年ではコンサルティングを介して、認知度は高まってきた。
少しの工夫で売上を伸ばせるなら、企業もそれは放ってはおけないポイントだろう。
”平均値”を割り出すことで、該当ジャンルから50%以上の集客を得ることができるのだから。
ジャンルに陽をあてるのは、やはりユーザーの口コミが強い
口コミは今でも健在で、宣伝としての機能は即効性があり、浸透性もある。
艦これはやっていなくても、「島風」は知っている、見たことがある人は多いと思う。
爆発的に浸透したのは、キャラクターもさることながら、正史という身近な題材を二次創作側が扱いやすかったためかもしれない。
戦時には様々な逸話があり、フィクションにも取られかねない事実が潜んでいる。
「事実は小説よりも奇なり」とはよくいったもので、それは”永遠の0”がヒットした理由にも通じると思う。
戦争における悲劇は、今なお人の心を震わせる。
艦これは、長年トップを走り続けた「東方Project」をコミケサークルジャンル率で追い抜いた。
日本で最も”瞬間的かつ最大の市場”としてのコミケでそうなったことは、二次創作というカテゴリで頂点を獲ったともいえる。
現在では登録者数が400万人規模となり、クラスや会社に1人は提督が紛れている計算にもなる。
メディアミックスも成功しており、グッズの販売効果も高く、果てはモデルとなった艦船のプラモデルの売上も伸ばした。
ゲームだけではなく世間に与えた経済波及は、最大規模かもしれない。
成功者の経験は自分の進む道を照らす
世には様々なノウハウと成功例が散らばっている。
成功するためにはまず、成功例を知ることが大事だと、私はそう感じている。
成功例という知識を集約して精査することにより、少なくとも”追いつくための過程”は格段に省くことができて、いずれトップに並ぶことは不可能じゃあない。
偉人伝という書物がこの世に多いのは、そういうことなんです。