ほっこりミニ事件簿で、たびたび全国へ「偶然の優しさ」を発信することに定評のある九州地方。
北は修羅だが南は海人。
「若者が海に落ちた」との通報を受け、現場に着いた警察が目にしたものは……?
ルアーメンが海に飛び込んだ理由
先日、大分市内の海岸沿いにいた通行人から、「若者が海に落ちた」と大分警察署に通報があった。パトカーで現場に急行すると、男性3人が釣りをしており、1人は上半身裸。警察官が来たことに驚いた様子。事情を聴くと、ルアーが海中に引っ掛かり、上半身裸の男性が海に入って取っていただけだった。
「事故やトラブルじゃなくて良かった」と署員。
根掛かりしたルアーを潜って取りにいくとは、ゴミを残さない精神として誉れでしょう。
通報した通行人は、きっと遠くから偶然見かけて、人が落ちた光景に衝撃を受け通報したのではないかと。
憶測での通報がほっこりニュースに繋がった、のかな。
【戒め】なんらかの理由で水中に入る時は周囲を確認しよう
水中に入っても問題ない場所もあるし、入ると逝くような場所もある。
泳ぎに自信ニキも、泳ぐことと潜ることは別。
準備運動を怠って足をつり、助けを呼んで泥沼の二次災害──なんてことも。
不測の事態は、だいたい過信から来るものです。
水中にどうしても入らなければならない場合、まずは周囲を見渡してみましょう。
救助と通報をひとりで同時は無理だし、どちらかを任せられる人が近くに居るか探して、居たら連携するほうが得策です。
携帯電話には「ロック機能」があるので、解除せずに受け取った場合、どう連絡すればいいのだろう?
世にはロックがなんたるか、解除の仕方はどうやるのか、知らない人もいる。
もしも他人の携帯で緊急連絡をしたい状況になったら、ロックされていても緊急連絡はすることができます。
ロックされたスマートフォンで緊急連絡をする方法
いずれかのボタンを押せば、画面表示に「ロック解除する?」と表示されます。
画面の隅に「緊急通報」と表示されるので(大半の機種)、そこから「110・119」など緊急通報先へはダイヤルすることができます。
ガラケーでもだいたい可能。
当たり前の話ですが、通話自体できない端末では無理。
例を挙げると、「解約されている」「利用停止されている」「SIMカードが入ってない」「電波が届いてない」などの状況。
緊急通報とは別に、緊急連絡先も設定することができます。
親しい間柄やかかりつけの通院先に設定することで、身元の特定や連絡に使えます。
持病持ちなら情報を得ることができるので、処置が迅速になり生存率をあげることができます。
こっちは設定している人は少ないんじゃないかな。
もしもを考えて備えることは大事ですが、それらを理解しておくのも大事ではないでしょうか。