【釣りログ】深海料理を食べて深海の定義を学ぶ旅in戸田

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なんで沼津市の戸田に行くことになって、深海料理を食べることになったのか……。終わった今でもヨクワカラナイ。ちなみに魚釣りの下見でもない。

高速道路の整備も進み、静岡県の左端から右端へ移動する「日帰り伊豆温泉旅行」も視野に入るようになりました。その前哨戦に便乗してきた形です。

私の希望は海の幸に深海生物と戯れること。その3割が叶った弾丸旅行です!

往復400kmの日帰り沼津旅(助手席)

静岡県の左端にある浜松市から、ほぼ右端にある沼津市までは、高速道路で140kmくらいあります。今回の目的地「戸田」は、沼津ICからさらに50kmほど離れています。

片道約180km(最低)あって、小休憩を1度挟むくらいなら、到着まで2時間半ほど。

実は長野県諏訪市までの所要時間と大差ないんですけど、こっちは「静岡→静岡」の移動で、体感時間的に進んでいる気がしないトラップがあります。東海道線でたびたびネタにされますね。

浜松→沼津→戸田のダイジェスト

そんなわけでまずは、戸田で干物を探すまでを振り返ってみる。

前日の大雪で雪化粧した山々と桜のコンビネーションが季節感を狂わせる

真冬でもそうそう白くならない山々が、前日の大雪で雪化粧をしており、なんとも違和感がある光景。駿河湾を背にすると、立山連峰を見ているんじゃないかと錯覚してしまう。

海越しに望む立山連峰
海越しに3,000m級の山々を眺めることができる場所は、能登半島国定公園の雨晴海岸(高岡市)から氷見海岸一帯にかけて確認できます。氷見沖の向こうに浮かぶようにそびえ立つ立山連峰の雄大なパノラマは、氷見市のシンボルです。比較的よく見ることができる時期は11月から3月頃のよく冷え込んだ晴れた日ですが、春夏秋冬によって、また...

富士山は雪を増やして雄大さがマシマシでしたね。しかしこの日は帰るまで常に、半分以上は雲に覆われていて残念でした。

道中は「富士川楽座」でわさび味チーズスティックを買い(わさびの香りはするけど辛くない!)、「伊豆ゲートウェイ函南」でうまそうな干物に目をくれず、漬物と小分けバームクーヘンの意味不明な組み合わせを購入し、スポーツカーがうづうづしそうなアップダウンを経て────戸田に到着していました

とりあえず魚を売ってそうな店を見つけ、”地域らしさ”を探してみることに。

知らない土地のスーパーは特色がわかって面白い

最初に入った「JFマリンマーケット」は、漁師町っぽさが溢れていて面白かった。

浜松市と比べ海の幸全般は安め。でも野菜と果物が3割くらい高い。伊豆半島はほぼ岩山で崖だらけだし、ここまで畑といえば「みかん畑」くらいしか見ていない。

キレイな水はあるが路地野菜をどっさり作る土地を確保するのが難しいため、昔から”輸入”がメインだったろうなぁ。……その反面、すぐ近くで取れる魚や海藻はめっちゃ安い。

こういう風俗の違いを体験するのが好きです。

あとで沼津を去る時に気づいたけど、ここの乾燥桜えびが一番安かったデス。後悔。

北海道の真いわしは足があるのか…

そして珍しい真いわしが売っていました(すっとぼけ)。

安さと魚の種類が魅力的すぎる戸田漁協直売所

さすが漁協の直売所だけあって、魚の品揃えが豊富です。おまけに安い!

……イルカ?

深海に属するキンメやクロムツなどの代表格から、アジサバの大衆向けも豊富で、生サンマは1匹90円。本場の三陸に近い安さで、県内でも有数の安さでしょう。

一通り見て気付く、刺身にしやすい魚がいないんだよな。

深海料理が名物なので、そのための漁が盛んすぎて、私が知る大衆魚とここの大衆魚の定義が違うんだろうな。そのアンバランスさも面白いですね。

ここの一角情報量多すぎィ!

生活雑貨と釣具屋も合体しているから、どこから見てもホームセンター。釣具もジギング向けのでかいジグばかりとか、カゴ仕掛けが充実していたりで面白い。

もちろんエサも売っているし、道具一式も揃えれるからいいところだぁ……。

隣接したヘダトロールで活きたグソクと出会う

なぜかプチ深海水族館が隣接していた件。

メンダコたんはどこでもかわいい

ヘダトロールって、トロール船のことだったんだなと後で気付く。

ここでいう”手長エビ”は、赤くて大きくて強そうなアカザエビのこと。私達は川にいるテナガエビを知っているぶん違和感があるけど、うまそうが勝ります。

グソクムシは突然、水槽内をダイナミックに泳いでみたりと、サービス精神が旺盛でした。

この後めっちゃ泳ぐグソクくん

これでもかと近づけたので満足です。

……もう「沼津港深海水族館」に行かなくてもいいのでは? と思うくらい満足しましたけど、これからそいつらを食べにいきます!

深海料理の中でもワイらは魚を食べたいんや

昼飯から勉強までのダイジェスト

戸田に来て思うのは、タカアシガニがどの店にも”活け”でいるところがすごいなぁと。かに道楽の看板より生命感があります。

戸田に(着いて)きた私の目的は、こちらの郷土料理になっているであろう、深海魚を使った深海料理です。選んだお店は「丸吉」さん。

深海料理が楽しめる丸吉(マルキチ)
高足ガニ料理の丸吉食堂【公式サイト】
タカアシガニで有名な西伊豆戸田の高足ガニ料理の丸吉食堂では、一年中新鮮なタカアシガニを召し上がっていただけます。世界最大のカニ・高足ガニを食べるなら、丸吉におまかせ!店内の大きな生簀で活かした、鮮度抜群の高足ガニをご堪能いただけます。ノドグロやメヒカリなどの他では味わえない深海魚料理もお楽しみいただけます。定食メニュー...

ほとんどの店で深海料理は扱っているけど、カニばかりで魚が少なかったんですよ。……で、検索して「魚重食堂」がもっとも映えそうだったけど、木曜日は定休日らしいから残念でした。

それで第二候補がここなんです。

友人が魚を選んだのでカニ天丼を頼んでみた

カニ入り天丼1600

これはこれで十分強い。

エビの天ぷらは2尾で、これが手長エビ(アカザ)なのかはわかんない。身質は歯ごたえよかったから、寿司ネタにようなっている奴といわれても違和感はない。タカアシガニは足が3本くらいあって、十分楽しめました。細い足を食べた程度じゃあ、どうあがいてもカニです。

安いキンメ(ど真ん中ストレート)

大きめのカニ足とハシキンメの煮付け1匹をトレード。「身質がニベっぽい」、そういわれればそうだなと。水分が多めで身がほろほろ、甘みは若干負けるが十分美味しい魚です。

トロボッチ(メヒカリ)の唐揚げ 単品1000

トロボッチ(メヒカリ)の唐揚げは、骨が全然気にならず食べれました。頭落として素揚げするだけで美味しく食べれるし、これはおつまみで間違いないやつだ! 

T都から来たという隣席は、入店から常に喋っていた組でしたが、タカアシガニコースでカニが来た途端、急に静かになって笑う。カニの魔力ぱない。

カニはさすがに高いけど、定食などは良心すぎる値段。2kもあれば美味い魚で腹を満たせることができます。

深海魚の聖地 HEDA-戸田! 戸田地区深海魚活用推進協議会 公式ホームページ
戸田(へだ)は沼津市の南部・西伊豆の海岸線に位置し、世界文化遺産に登録された富士山を駿河湾越しに眺められる絶好のロケーションです。また、世界最大のカニである「タカアシ(高足)ガニ」の料理も有名です。

雑談

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