堤防釣りの最終兵器と名高い「集魚灯」。使用すると、フィールド効果でお魚さんが集まります。ただし夜限定の効果なのと、リアルファイトに発展するエンカ率が上昇します。
────うん! 間違ったことはいってないな!
これを使うメリットが今ひとつわからないので、記事を書きつつ学んでみました。
魚はなぜ光の下に集まるのか?
夜の堤防釣りでは、「街灯の下」が良ポイントに挙げられます。
その理由は諸説あります。有力なのは──
- 光でプランクトンのテンションがあがる
- 小魚がプランクトンを見つけてテンションがあがる
- 大型魚が小魚を見つけてテンションがあがる
- 魚が見えるからアングラーのテンションがあがる
すなわち「有象無象が光の下に集まる!」……という解釈でだいたいあっている。どんな地域でも24時間コンビニは明るいから、そこに人が集まるのと同じ原理じゃないかな。
”プランクトンのテンションうんぬん”の話は、日の出に同じ現象が起きることから考えられたのでしょう。てことは、”人工的に太陽を作ればいんじゃね?”からはじまったのが、集魚灯の産まれた理由なのではないかと。
わりと適当に書いているので、参考はほどほどにしてください。
集魚灯で海を照らすと魚が逃げるのでは?
集魚灯は発電機かバッテリーを使うかで点灯できます。
静かな波止で発電機をブンブン吹かし、白熱電球を煌々として「うーし!魚を寄せるぞ!」と息巻くと、音の効果で魚も人も居なくなるのでは? と思う人も少なくないでしょう。マジでうるさいです。
現在は大容量のモバイルバッテリーが安くなったし、集魚灯も省電力かつ高光度のLEDが主流。水中の魚たちを眩しさで殺す勢いです。ライブ会場かな?
「夜釣りに音と光は厳禁!」などいわれますが……なぜ街灯の下が絶好のポイントになるのだろうか?
それは人間の目と同じで、慣れるからです。
夜道を歩いている時、対面から迫る車のライトが眩しいと思ったことはあるでしょう。一時的に目が眩むけど、慣れようとすれば慣れるし、目を瞑ってても歩くことはできます。漁港でエンジンをかけながら停泊している船がいても、魚釣りは成立します。それは音に慣れるからですね。
ようするに魚は、人間と同じく一時的な光や音、つまり”刺激”でビクッとしますが、危険じゃないとわかれば平常心に戻ります。
集魚灯を使うアジングは爆釣するのでは?
集魚灯はアジングなどライトゲームでよく使われますが、波止のタチウオでも使われます。イカちゃんも寄ってきたりするので、わりとなんでも寄せますね。
寄せの効果は人それぞれですし、水中に魚が居るかも影響しますが、その効果についてわかりやすいのは動画でしょう。
Youtubeで検索すると、水中動画も結構あります。しかし、水中に溢れんばかりのアジがいる状況でもないと、光に映る個体は少ないです。
なのでアジングなど堤防のライトゲームに集魚灯を使うなら、光の範囲外を狙うのが王道。
考え方としては、遠くに散らばっているアジなどを、一箇所になるべく集める効果がある! それが集魚灯かな。
夜を照らす釣具といえばハピソンでしょ
夜釣りに使うヘッドライトといえば「GENTOS」、光る釣具といえば「Hapyson」が浮かぶ。
記事中に、集魚灯を使う際の注意点があります。
地域によっては、釣具として照明の使用が制限されている場合があります。各都道府県ごとに定められているルールやマナーを守ってご使用ください。
詳しくは、水産庁ホームページ『都道府県漁業調整規則で定められている遊漁で使用できる漁具・漁法(海面のみ)』をご参照ください。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/yugyo/y_kisei/kisoku/todo_huken/
http://www.hapyson.com/shugyoto/index.php
自前の灯りも漁具なので、地域ごとの条例にしたがうのはもちろんです。
周囲にアングラーがいたら、一言なり同意を求めましょう。特に違反していなくとも、写真をとられて炎上したり、リアルファイトに発展する可能性も。
「俺がアジを集めるから一緒にやろうぜ!」と、仲間(道連れ)を集めるのも手かと思います。
集魚灯と金具で接続するのはやめておきましょう。いずれ錆びてぽろりといきますので……。