小雨程度なら……魚釣りをやりたいのが人情というもの。
雨の釣りはレインウェアの性能に左右されます。全く濡れなければ楽しくもなるし、滲みるようなら過酷です。
これさえ読めば、レインウェア選びで失敗することはないでしょう!
中に水が入らない仕組みを最優先させる
レインウェア選びのコツは、服の中に水を入れない仕組みがあるかが最重要です。
もしかして、「撥水すればいい」と思っていませんか?
撥水素材で水を弾くと、レインウェアの内部に水は通しません。しかし、頭部(とくに首)や腕からなど、隙間から入る水まで考慮してこそ、完璧なレインウェアといえます。
最低限欲しいのはつば付きフード
雨の中でも防水対策しにくいのは頭部です。
レインウェアの機能性で優先すべきは、頭を覆うフードがありつつ、つば付きを選ぶこと。
雨の釣りで帽子(キャップ)をしつつフードをかぶっている人を見かけますが、防水では不利になります。帽子が撥水素材じゃないと、水がしみこんでくるんですよね。
フード付きのレインウェアには、帽子のようなつば付きもあります。目深にかぶることで、顔から雨をしっかり守ってくれます。
口元までガードする襟の高さがあれば、外に露出するのは目くらいになりますね。
露出する部分が少ないほど、雨が入ってきにくくなります。それは”濡れにくい”ことにつながっていくわけです。
透湿性能は必ずしも必要じゃない
透湿素材とは、ウェアの外側は水を弾いて、内側からは水(湿気)を抜けさせる素材のこと。
登山やトレッキングなど、体を動かすアウトドアでは、汗を逃がすために透湿素材は重用されます。魚釣りはそれより動かないため、必ずしも欲しい機能になりません。あって損はないレベル。
……とはいえ、冬でも体表から汗を蒸発させているし、まったく湿気を逃さないと中が蒸れて不快感が出てきます。
透湿素材を優先して選ぶなら、ふだんから汗をかきやすいと自覚している時や、気温が高めの初夏から秋にかけて釣行をする人でしょう。
- フードは「つば付き」を選ぶこと
- 口まで覆う襟の高さがあると望ましい
- 透湿素材は必ず欲しいわけじゃない。体質や気候と相談。
- 値段が高くなるほど高性能かつ丈夫
モンベルのHPに、レインウェア選びのコツがわかりやすくまとめられています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
手頃な価格でじゅうぶんな性能を手にしたいならモンベルかワークマン
モンベルは有名なアウトドアメーカーのひとつ。ガチ向けアウトドアよりも、ライト層を視野にした手を出しやすい価格と、じゅうぶんな性能が売り。
おすすめは「ストームクルーザー」です。
耐水透湿はもちろんのこと、カラーも数種類あるため、視認性やファッション性も兼ねています。2万円台でこの性能は破格ですよ!
──もっと手頃な物を選ぶならワークマンしかないでしょう。
ワークマンのレインウェアは、安価でありつつ本格に近い性能が売り。コスパ優先ならこちらを選びましょう。
おすすめは「3レイヤー透湿ストレッチレインスーツ」です。
5,000円以下ながら、雨の外作業で欲しい機能性は全て備えているため、アウトドアシーンでも活躍してくれることでしょう。