「結婚するなら釣り人が最強!?」……みたいな意見があるらしい。どの世界線の話だよ。
いちアングラーとして気になる話題。でもそれは本当なのだろうか。理由をそこそこ真面目に考えました。
結婚するなら釣り人が最強説は本当なのか?
「結婚するなら釣り人がいいらしい」を話題にしたサイトと、自身で思いつく限りで、「釣り人と結婚することでありえるメリット」を並べてみました。
メリットを並べると、こんな感じです……。
- 魚を捌いてくれる!
- 魚を買う必要がない!
- 料理ができそうだし家庭的!
- 外部ウケがわりといい!
- お互いに1人の時間が作れる!
- 道具が高い(カネもってそう!)
- 保険金を掛けるべき!
なぜ釣り人と結婚するといいかは、相手側のメリットが莫大だから──というわけですね。
料理はできるし、趣味の外受けはいいし、互いに1人の時間を取れるし、道具にカネをかけるなら年収も……じゅるり、不慮の事故でボーナスが入る可能性だってある。──なるほど、メリットだらけじゃないか!
つまり、アングラーはハイスペック市場なのか?
……でもこれらが該当するのは、「品行方正な模範的アングラー」だけなのでは?
”釣り人だから結婚対象”と考えるのは尚早でしょう。現実は次項のようになると思います。
【現実】メリットにはだいたい(~とはいってない)が付く
- 魚を捌けるとはいってない
- 釣れなければ買うしかない
- 魚は捌けても料理をする(できる)とは限らない
- 趣味枠での外部ウケは確かにイイ
- (高い道具があるのは)全部つぎ込んでるからですヨ
- 週末に1人になるってことは……?(ヒント:家事育児)
- 生命保険は掛けるべき!
”結婚するなら最強の人”とは──、釣りをしてもしていなくても、最強なんだよなぁ(真理)。

手取り10万あれば毎月ステラが新品ですヨ
(名誉のために)補足しますが、これが全てに該当するわけじゃありません。気まぐれといえば秋の天気と女心……。男といえば、仕事以外は無能なタイプも存在します。
「一人暮らし経験=料理ができる!」わけじゃないし、魚を捌けるナイフテクがあっても、包丁は握らない。「アイツすっげぇいい道具使ってるから(金のジェスチャ)あるぜ!」と紹介されても、給料を全部つぎ込んでいる可能性だってある。1人の時間は互いに取れても、家事育児をするとはいってないしね……。
そう──これが多様性なんだ。
終わりに──互いに1人の時間を作れるからベストでは?
家事と育児で喧嘩になるのは、互いの「ここまでやる感覚」に違いがあるため。
ようは価値観の違いです。
もし家事がヘタクソなら、むしろ手を出して欲しくないし邪魔だから居ないほうがいい。──そんな考えもあれば、ヘタクソなりに”やる姿勢”だけでも見せて欲しい、と思う方もいます。
それを「言わなくてもわかるよね?」で済まそうとするから、意思疎通ができず、関係が悪化するパターンが大半です。なら気持ちを汲むより言葉で伝えるほうが早くね? むしろ毎日30分でも片付けしているほうがよくね? って。
まずは互いのルールを決めましょう。例えば1日釣りにでかけたいなら、代休をもらうように、相手に対して利益になることをしてから許可を得るとかね。自分本位で動くだけでは、ただのワガママです。
この世は持ちつ持たれつだと、こういう時こそ実感します。
