ルアーの商品名にある英字って何を示しているんだろう?
正しい読み方を知る人は意外と少ないと思います。

だって……メーカーすらちゃんと説明していることがないんだもの。
というわけで、潜行レンジを示す「SR・MR・DR」についてまとめました。

今さら聞けないルアーに書かれた英字の意味とは
商品名に書かれている英字とは、単語の頭文字をとった略称です。

──とはいえ、間違った呼び方をすると、ちょっと恥ずかしいですよね。
そんな方のために、「SR・MR・DR」の呼び方と意味を載せておきます。

SR(シャローランナー)は1m以内のレンジを得意とするタイプ。
MR(ミディアムランナー)は1~2m内のレンジを得意とするタイプ。
DR(ディープランナー)は2m前後のレンジを得意とするタイプ。
ルアーにあるこれらの英字は、潜行レンジを表記する場合に用いています。でもパッケージ裏にだいたい「有効レンジ○~△m」とか書かれているので、読めなくても困りません。

いちおう補足として、1つずつの得意なフィールドを説明します。
SRが光るのは水深2m以内のフィールド

SRミノーは潜行レンジ1m以内。
主に干潟やサーフなど、浅めのエリアで使います。内湾の沿岸部はだいたい合う感じですね。
レンジ設定は、メーカー品の平均として0.5~1mが多いです。なので水深1~2mなら丁度いい感じ。
MRが光るのは水深3~5m以内のフィールド

潜行レンジ2m以内のMRミノーは、内湾から外洋まで使える範囲が広がります。
メーカー品は1.5m付近に設定しているため、水深3mほどのフィールドに合致しやすい。水深5mでも使えないことはなく、上に意識が強いシーバスやヒラメ相手だと、困ることはあんまり無い。
DRが光るのは水深5m以上のフィールド

DRミノーは潜行レンジが特に深く、2~3mに設定されていることが多い。
それ以上がないこともないけど、リップがデカすぎて使いづらくなるし、「レンジバイブでよくない?」ってなります。
主に水深3~7mの外洋向けで、サーフや磯で活躍します。ポンドや管理釣り場でもアリですね。
他よりレンジが深いため、大型や低活性など、水底付近に居る相手を狙う時に使います。
ミノーの潜行レンジを理解すると根がかりリスクが減る
ミノーの利点は潜るレンジが決まっていること。
水深が解っているポイントなら、ミノーのレンジ表記を変えていくだけで、50cm刻みのアプローチをすることも簡単。レンジバイブやシンペンのような自由度はありませんが、”沈みすぎることがない”ので、根がかりのリスクが減ります。
SR・MR・DRの3種があれば、水深7m以内のポイントでシーバスorバスを狙うなら、特に困ることはなくなるでしょう。
