大物を確実に釣るための強靭なタックルは、人命救助に役立つ時もある。
──と知った良いニュースが。
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釣り人が釣り人を釣る
愛媛県にある伊方町で、海に転落して流された男性を救った釣り人3名に、松山海上保安部が感謝状を贈りました。
ニュース記事にはこうあります。
約30メートル沖に流された男性にめがけて、釣りざおを振ってルアーを的確に投げ入れ、救助に結びつけたという。
大物狙い用の強靭なタックルと、確実なキャストアキュラシーに、フックを外す判断力。そして流された男性も、救命胴衣をしていたことが救助に繋がった事例ですね。
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【読売新聞】
強い釣具なら人も救える(こともある)
磯釣りは大物狙いが主だから、水に浮かぶ人ひとりに耐える程度の強さはあるでしょう。
もしこれが港内のライトタックルなら、30m以上投げるのも困難だし、水に浮かぶ人を引っ張れるほどの強さはなかったでしょうね。
流された人を救う方法には、100kgのクロマグロに耐えるタックルを備品として、ポイントに設置しておくのもアリなのでは? ──と思ってしまいます。
それにしても、救助したルアーマンたちの冷静な判断も光ります。
意識が無ければフックで引っ掛ける道もあったでしょうけど、フックを外してから投げ入れ、漂流者に掴んでもらうほどのキャスト精度……。ラインが切れないよう操作したロッドとリールの繊細さ。
誰でもできることじゃないですね。
10kgを相手するタックルは浮いた人間を救えることと、救命胴衣(ライフジャケット)の重要性を知れるニュースでした。
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【読売新聞】