「チャタビー68」はマッハで塗装が剥がれ、「85」ではかなりマシなレベル。
それから更に塗装強度の刷新を進め、ちょっと前の再販物は塗装の強度を大幅に上げて発売。
その中でも最新である「チャタビー52」を、

「あえて剥がしてみよう」
とボトムノックでゴスゴスしてきました。

とりあえず2時間くらいカキ殻もある底をずった結果

何度か根掛かりもしましたが──
先端をちょいとヤスリがけした程度で、本体にもあまり傷がついていない。

タイに噛まれてもロクに傷が付かないんじゃないかな。
樹脂の上に樹脂で色をつけている感じなので、これなら「剥げる」心配はまずないなと。
「かっ飛び棒」でも実感したけど、刷新後の塗装は本当に強い(確信)。
初期の頃なんて、一部から全体がパリパリ剥がれる感じだった。これは他のメーカーもそうでしたけど。

最近のルアーは塗装がかなり丈夫になってきている。
1年前の物は、カキ殻が多い所でボトムをゴスゴスすると、2釣行くらいで半分剥げるくらいでした。
ひどいものは砂地のサーフでも

「バリバリー(やめて!)」
と剥がれました(特にim●のバイブ)。
52mm10gながら40m以上は飛ぶ

軽く投げて30~40m。遠くに飛ばそうとして50mを越える程度(9.6ftのLロッド)。小型のバイブレーションではかなり飛ぶほう。
「チャタビー52」に対しては、実は特に興味はなかった。
売り場でたまたま持った瞬間、大きさよりも重く感じ、

「これ絶対飛ぶなぁ」
と確信。
このサイズ帯では「40m飛ぶか?」くらいだから、50mほど飛ぶのは大きなアドバンテージとなる。
「ナレージ50」と比べると──

「飛距離は同等」「引き抵抗はナレージが強め」「底はチャタビー52のほうが感じやすい」「レンジとアクションの自由度ではチャタビー52が上」ってとこ。
チヌのボトムノックで使用する限り、塗装強度が圧倒的なチャタビー52のほうが、”ロングライフ”ともいえます。
あとナレージは、本体の強度自体がそれより弱く、割れることもある。

チャタビー52はレンジバイブというより、バイブレーションプラグという感じ。
底をずるってよりも、底の石を感じてから飛び越えることが得意。浜名湖でテストされただけあって、そういう所での操作性は良いです。
夏のマイクロベイト対策にも、飛距離とシルエットの小ささは役に立ちそう。
ちなみに製品は「フックレス」でスプリットリングのみ。
フックは#6でギリギリ干渉しない程度ですけど、ボトム打ちでは「ヒラッ」とした時の腹に食ってくることが多いので、無難に付けるなら#8くらい。
シングルフックではシンペンみたいに使えると思います。

バイブレーションとして泳ぎを活かすのであれば、トレブルフックを使うのが無難です。
