パワープロZは安いし強いしで、コスパが非常にいいPEライン。
他は同じ使い方をすると、数ヶ月で毛羽立ったりほつれたりしたが、大したメンテもせず、パワープロZは半年ほど保ってくれた。
とにかく擦れに強いラインです!
この記事のまとめ
「パワープロZ」は、釣具のPEラインとしてコストパフォーマンスが非常に高い製品です。他のPEラインは数ヶ月で毛羽立ちやほつれが見られるのに対し、パワープロZは半年間の使用でも耐久性を保ちます。パワープロZの特徴は、撚りが強く、摩擦に対する耐性が高い点です。従来のパワープロよりも品質が向上し、ライントラブルが減少しました。
使用感の違いは明確で、新しいパワープロZは触り心地から違いを実感できます。実際にサーフで使用した際も、毛羽立ちやほつれが全く見られず、半年以上の使用が可能でした。また、耐久性の面では他の高耐久PEラインを上回る結果となっています。
メンテナンス方法として、釣行後のリール洗浄とラインへのシリコンスプレーの使用が効果的です。これにより、ラインのコーティングが保たれ、摩擦や水分吸収によるトラブルを防ぐことができます。
パワープロは目立たないけど良いPEライン
「Z」が付く前のパワープロは、値段はほぼ同じだけど撚りも甘くほつれやすいし、硬めなのでライントラブルになることが多かった。
それも値段の安さなら仕方ないか……と割り切っていました。
新しく「パワープロZ」になってからは、それらの不安要素が一切なくなりましたね。
触り心地から「前作と違う!」と気づく。
巻いてからはサーフで使用しており、波打ち際でこすれるからPEは毛羽立ちやすいんですけど、そうなる気配が全然ないから、どこまで使えるのかな~と。
そうしたら半年過ぎていました。そしてこの間、ライントラブルはありませんでした。
耐久が売りのPEラインより保ったかも
1年近く同じラインを使うと、流石にクタクタなので交換しました。
その理由も、ノットを結び直すのを繰り返したことで、「キャスト後のスプールに下糸が見えてヤバイ」と気づいたから。
ノットに使う長さも、塵も積もればなんとやらで、馬鹿にできない長さですね。
でも使おうとすればまだイケます!
砂浜で使っている分、岩礁帯や堤防よりは傷つきにくい場所だけど、結果としては出来すぎですね。
擦り傷に強いとかウリ文句にしていた「ファイヤーライン」も使ったことがありますが、パワープロZは、その倍以上の期間は使えたので、コスパは圧倒的です。
コーティングは欠かさなかったのが良かったかもしれない
私は釣行後、必ずリールは洗い、乾燥後はラインにシリコンスプレーをかけています。
PEラインは表面のコーティングが要。水を吸いやすい素材だから、吸い過ぎると重くなってしまい、トラブルが発生しやすくなるし、摩擦も増えて保ちも悪くなる。
特に「シルキー(柔らかい)」とされるラインは、メンテしないと劣化が顕著ですね。
フッ素コートの「PEにシュッ!」がラインメンテナンスでは有名だけど、世のインプレで絶賛されているわけでもない。
PEにかけるのはシリコンスプレーで充分なんです。なんせ成分はほぼ同じですしね。
ついでに可動部の潤滑剤も兼ねるので、メンテの手間が省けるから便利ですよ。
パワープロZが向いている釣り、向かない釣り
パワープロZは素材に張りがあるため、硬めのラインに分類されます。
硬めのラインはスピニングよりも、ベイトリールに巻くほうが合っています。巻き癖がつきやすいほうがベイト向けなんですよ。
質感がゴワゴワしているので、軽いルアーを投げるには向いていない。
重量感のあるルアーは、
「そんなこと関係ねぇ」
とばかりに飛んでくれますが、硬めのラインは摩擦による失速がしやすい節があります。
シーバスに使うなら、軽めを使う「バチパターン」でシンペンを扱う時などは、先に例を出したシルキーな8本撚りのほうが使いやすくなります。
パワープロZは、摩擦に強くしたために、摩擦を発生させやすいラインです。
「……何いってんだ?」と思うかもしれません。他のラインより巻きの糸鳴りがうるさく感じる程度のこと。
摩擦に強いってことは、ショアジギングやサーフなど、重いルアーを扱うポイントにこそ、向いているといえます。
糸鳴りは「今リール巻いてる! 巻いてるよ!」の感じがするし、シギングのジャークで小気味いい音がするから、キライじゃあないです。
擦れに強いから、サーフで0.8号使うのも問題ないでしょう。