「海洋散骨」が注目されているらしい

「海洋散骨」とは、遺骨を海に埋葬することです。

アングラーの終活にピッタリと感じますが、現代の葬送として、理想となるやもしれません。

興味があったので、それについてまとめてみました。

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最後を看取る人が必ずいるとは限らない

もし自分が死んでしまった時、葬儀までのシミュレーションをしたことはあるでしょうか?

 

普通なら家族か親族が行うことになります。

でもそれを頼れない、頼りたくないケースもありえますし、拒否されることも考えられます。

現在は一世代前に比べて、未婚が珍しくありません。それが孤独死の多さに関係するわけですが、そのための終活サービスも充実しはじめています。

 

ここで「未婚化が進行して少子化がヤバイ」と嘆く政府のデータをご覧ください。

 

2015(平成27)年は、例えば、30~34歳では、男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に1人(34.6%)が未婚であり、35~39 歳では、男性はおよそ3人に1人(35.0%)、女性はおよそ4人に1人(23.9%)が未婚となっている。長期的にみると未婚率は上昇傾向が続いているが、男性の30~34歳、35~39歳、女性の30~34歳においては、前回調査(2010(平成22)年国勢調査)からおおむね横ばいとなっている。

未婚化の進行|内閣府

 

1980年代までは、40歳以上の男女とも未婚率は10%以下。それに比べて現在は30%前後。

つまり、「おひとりさま」が珍しくなくなっているわけです。

ということは、配偶者に葬儀を任せることが不可能なケースも多くなりますね。高齢で他界したら代行できる親族が皆無だった──なんてケースも考えられます。

終活に不可欠な遺書の存在

遺品整理代行サービスもありますが、基本は遺族が頼むサービスです。

孤独死した後に霊界からTELできれば楽ですけど、そうもいかないので「事前予約(生前予約)」もあります。

でもそれは「遺物」を処分代行してくれるだけで、埋葬まで面倒をみてくれるわけじゃありません。

 

ならどうやって死後の段取りを他人に任せたらよいのだろう?

 

なのでおひとりさまの終活として、必ずやっておくべきことは、遺書にそれを書くこと!

遺書は故人の意思を残す書面。明確な書式は存在しないので、それに資産状況や埋葬の希望など、ここから費用を捻出して後はあげるとか書いておけば、そのように遂行されます。

遺言書は法的な証書にあたるので、証明書が別途必要になることも。

財産がメチャあって親族が揉めるのを防ぐとか、分与の強制に利用されるケースが多いです。例えば遺言書なしなら、財産は遺族が法律で決められた分与で妥協するわけですが、それを他人に与えるとか、寄付時に効力を発揮します。

 

ちなみに私は遺書を用意してあります。通帳がないネット口座やPCデータにブログやらもあるし、パスワード必須だから代行するであろう人に少しでも楽をしてもらうため、記録してあります。

……とはいえ、埋葬まで考えていなかったので、「海洋散骨」を知ったのはいい機会でした。

墓に入るにもカネがいる

お墓を新規に建てるには土地代が必要ですし、墓石もバカにできない金額です。

ある程度死期を知れるなら事前に予約したりと手を回せますが、急死だとそれが用意できなかったり、費用の捻出に困るケースもあります。

特に今は墓の土地も少ないので、死後に探す側は苦労するでしょうね。

 

お盆に墓参りは慣習であって、故人を忘れない方法のひとつだと考えられます。

逆にそれを持たない真のぼっちなら、墓を建てたところで誰が管理するのでしょう。

そういう人も少なからず居るわけで、墓を必要としない埋葬に需要が増えています。

 

そのひとつが「海洋散骨」です。

ニーズが高まる海洋散骨(自然散骨)

亡骸をそのままドボンは遺棄で罪になりますが、骨を沈めることは法律で禁止されていません。なので誰でも行うことはできます

しかし、海水浴場で皆がキャッキャしている横で、黒服集団が骨を撒いていたら心象が最悪になるでしょう?

需要が増えて所構わず散骨する人が現れ、トラブルが多くなると法整備も進むでしょうけど、現状で禁止されているのは熱海市だけです。

 

東洋経済の記事は、海洋散骨の未来について、(わりと)簡潔にまとめられています。

 

変わる葬送、「海洋散骨」が静かに広がる事情 | 家庭
横浜港にかかる横浜ベイブリッジをくぐり抜け、しばらく進むと船が止まった。遺族が船室からデッキに移動し、散骨が始まる。水溶性の袋に収められた遺骨を海に流し、献花、献酒と続く。遺族が船室に戻ると、船は散…

 

山林に散骨する「樹木葬」もありますが、山は所有者の問題もあるので、海ほど簡単とはいきません。それについてはこちらを参照してください

 

島国である日本ならではというか、還る場所が広大ですぐ近くにあるので、散骨の費用が抑えられるのがメリットのひとつ。

Amazonで「海洋散骨代行キット」が販売されていることには、さすがに驚きました。

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アングラー同士の終活なら海洋散骨はアリでは?

墓も位牌もないけど、海にいけばアイツに逢える……。も、有り寄りの方ならアリじゃないかと。

スピリチュアルな話を信じて、「海に遺骨が大量に眠るとか怖い!」と、感じる人もいるでしょう。

 

そういう間を取り仕切るために、法整備は進めて欲しいところですね。

海洋散骨をまとめる「全国海洋散骨船協会」なる団体も存在します。

 

リンク 全国海洋散骨船協会

 

多くあるプランだと、船をチャーターして沖で儀式をするだけなので、乗船せずに代行だけなら費用は格段に安く済みます。

調べたら浜松市でも2件ほどあるし、イオンの葬儀でもプランがあるほどでした

 

アウトドアを愛する人ほど、自然と共生したいと考えつくでしょう。

最後に眠りたい場所として、一考しておくのもいいかと思います。

 

──それと合わせて、自分が葬儀をする立場になることもあると考えねばなりません。故人の資産を相続したり、登録情報を抹消するのもかなり手間です。

その手順を学ぶのは、知ろうとしない限り無理なので、一般常識とはいえません。

なのでこのような書籍に目を通しておくといいですよ。役所への手続きや分与の方法などを知るだけで、遺書はどう書くべきかもわかります。

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海釣りがメインでたまに淡水も。2019年の目標は月イチ釣行、浜インしつつ遠州サーフを再度マッピングしていきたい。

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