電車内のトラブルが殺人未遂に発展する事件がありました。
昨今だと「ヤバイねー。私も気をつけよう!」よりも、「またか」と感じてしまう。その背景にはスマホパワーの向上により、”国民総メディア化”が進んだからでしょう。
魚釣りにもマナー問題はつきまといます。
でもそこに答えはないから、クソ面倒な問題だと思っています。
勘違いが起こりやすい「優先席」の概念
電車やバスなど交通機関には、ほぼ確実に「優先席」が備え付けられています。
主に高齢者・障害者・けが人・体調不良・妊婦・乳幼児連れ(ベビーカー)など、立ち続けるのが健康を害するとか、転ぶと身体に支障をきたすなどの方々が、優先して座ることができる座席です。世界でも対象者はほぼ同じ。
優先席はあくまでも”優先”であって、元気モリモリな人が座っても別に問題はありません。
他に席が空いておらず、優先席に座るべき人がいれば譲る必要がありますけれど、法律でどうこう決まってないから強制力がないんですね。
2徹プロジェクト明けでフラフラの若者が座っているのは不思議じゃないでしょう。
外見は仙人クラスの老人が車内でヨガをしているところで優先席に促すのも変な話。
身体的疲労を検査結果なしで証明するのは難しいし、体が衰えているかどうかは振る舞いでどうにでも誤魔化せてしまうし、お腹が目立たない妊婦だっています。そのため「マタニティマーク」が普及しています。
優先とは譲り合いで成り立ちます。
その受け取り方は人それぞれ、だからマナーが問われるわけです。
「お前らが揉めるから専用席を作ったよ!」
優先席は誰でも座ることはできますが、「専用席」は対象者以外の着席が(原則では)禁止されています。
専用の概念を説明するには、女性専用車両がいい対象かと。
”女性専用”とされてはいますが、乗降の仕組み上、どうしても”勘違い”を防げません。
対象者以外を完全にシャットアウトできないため、「男性が任意で乗車を回避すべき車両」みたいな扱いです。
これに関しては鉄道各社で条例が制定されており、それに則り、罰則が決められています。
専用が優先と違うのは、罰則があるため、侵入した時点で罪に問える点。
自転車が自動車専用道路に誤進入して罰金とか、予約席に間違って座っているのにどかないから強制ぺいっしたとか、ルアーフライ専用区でエサ釣りしていたら留置所にいたとか、ね。
マナーは価値観でどうにでも変化するから結論が出せない
電車のマナーは年代によって変化してきましたが(携帯関連)、魚釣りはけっこう安定しています。
「安定=変化がない」──てわけになるので、魚釣りのマナー問題は輪廻がメビウってる感じ。
なのでかしこいブロガー(白目)だと、割り込みやら迷惑行為の話題がループしているかもしれません。ツイッターはよくループしているので、微笑ましいです(真顔)。
マナー問題は価値観の違いが衝突することで起こるから、それが無いと、全人類が共通の思考を持つことでもあり、競争や闘争もなにも無い世界になりえますね。
きっとそれが「酒を飲んで話せばフレンズ!」な人たちが望む世界だと思っています。
でも議論がなければ、革新もありません。
マナーを正すなら理由も説明できるほうがいい
「マナーで決められているから!」と正すだけなら簡単。
でも「なぜそうなるか?」まで説明するほうが、納得しやすい人もいます。それが現在の若者たちでもあります。
結果論ではありますが、優先席で起きた事件も、無視せずに病気だとかアレコレ説明していれば、引き下がっていたのかもしれない。たとえトラブルメーカーと認識していても、ワンチャンあったかもしれない。
──察するに、「電車マナーを正す正義おじさん」の厄介勢なのは明白です。
この手は自分の考えが絶対と信じ込んで曲げないので、余計なことをいわず引き下がって、後をついてくるようなら駅員さんまで誘導してあげましょう。
秋~冬はロックフィッシュ釣りすぎ問題に注意!
秋以降の季節は、「ロックフィッシュ釣りすぎ問題」がよく取り上げられることでしょう。
それについては、過去にこんな記事を書いております。
リリースを決めるのは、あくまでマナーの範疇です。でも一部の魚種には漁業権で採集不可も決められています。
ロックフィッシュにもそれに該当する種がいますし、地域ごとで条例も変化します。
なので一度でもいいから、自分が釣りをする地域の、漁業権について調べておくほうがいいですよ。