サビキ釣りはたくさん釣れて楽しい!
楽しさのあまり、いつのまにか100匹、200匹と大量の魚を持ち帰ることになっちゃった。私どうなっちゃうの~~?!
……的な展開でも大丈夫! まとめて一気に料理しちゃいましょ。
サビキ釣りで100匹釣れちゃった喜びの後始末
大量の魚を調理するのが面倒なことと、鮮度がすぐ落ちて腐りやすいことは考えられていない。
サビキは青魚がよく釣れますが、鮮度が落ちやすく、冷蔵庫でもせいぜいぜい2日がギリギリライン。
もし100匹釣れたとすると、2日以内に調理を完了しつつ、腐る前に食べる必要があります。……冷静に考えてみてください。100匹もあまりを2日で食べきる自信がありますか?
釣るだけの人は、調理をする手間を考えません。だから100匹だろうと丸投げできるのです。
そこに深くツッコミたいのは山々ですが、今記事は大量の小魚を目にした時、いかに手間をかけず美味しく頂くかを考えた内容です。
生食したいけど保存も兼ねるなら「酢漬け」
魚を大量に保存するには、「酢漬け」が簡単です。
魚の内臓を抜いて下処理をし、あとは酢に漬けておくだけ。……簡単でしょ? 「マリネ」といえばオサレが増します。
サビキで釣れる魚を酢漬けにするのは、こちらのレシピが参考になります。
酢で漬けると小骨も気にならなくなるし、青魚特有の臭いも軽減されるから、食べやすくなります。
大量の魚を保存しつつ、絶妙に消費していくには、ベストな方法かもしれません。
焼いて美味しく出汁でおいしい「煮干し」「丸干し」
煮干しと丸干しのメリットは、魚の下処理をはぶけること。特に足の早いイワシやサバを大量調理するに向いています。
下ごしらえも超簡単! 魚を洗って煮込むだけ!
ただひとつ難点があって、どちらも煮てから干す作業が必要です。
日光の下で干すのが理想ですが、窓が開かないマンション勢が困ります。曇り空が続く天気だと、乾燥しきれなかったりして失敗したりも……。
でも安心してください。フードドライヤーを使えば確実に干せます。
干す調理に向いているのは、身が柔らかめで鮮度が落ちるのが早いタイプ。イワシにキビナゴなら、水洗いだけで干すのもアリです。
「ハンバーグorつみれ」なら小骨も食べやすく栄養満点!
静岡のソウルフードに「黒はんぺん」なる食べ物があります。
黒はんぺんは、イワシなどの小魚をまとめてミンチにしたもの。”はんぺん”と名がついてますが……魚のハンバーグといっても過言はないでしょう。
調理法も簡単! 釣れた魚をまとめてミンチにして、加熱するだけ。
すり鉢で手作業もいいですが、腕が疲れて二度とやりたくなくなります。
サビキ釣り好きなら、フードプロセッサーの導入を提案します。
釣りすぎは自身を滅ぼす
魚料理で一番厄介なのは「鮮度」です。
大漁は嬉しくもあり、楽しい瞬間。……でも、全てを料理するのは時間がかかる。ほどほどにしないと、鮮度が落ちて食あたりになる可能性だってあります。
中には近所へ魚を配る人も居るはず。
実はあまり歓迎されてないのをご存知ないですか? 調理済みならまだしも、下処理もしてない魚はスーパーでも売れにくいでしょ。ゴミ処理が面倒だからね。
何事もほどほどが一番。あなたが処理できる範囲に留めるのが、スマートな魚釣りではないでしょうか。