イノシシを素手で倒したアングラーの勝利インタビュー

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イノシシを素手で倒したアングラーの勝利インタビュー

釣りの最中、いきなり現れた野生のイノシシに襲われ、素手で倒してしまったグラップラーエギンガーが長崎にいる。

死闘で負った傷も癒えて、あの時何が起きていたのかを熱く語ってくれた。

”アウェー同士の戦い「勝機はあった」”

ノリノリな長崎新聞の記事を読んでいただきたい。

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エギングタックルで1m80cm(イノシシ)をゲットした話

長崎新聞が掲載した勝利者インタビューはこちら。

イノシシを素手で“撃退” 下田さん「ここで死にたくない」 アウェー同士の闘い「勝機あった」 | 長崎新聞
海で釣りをしているとき、獣に襲われる危険性を想定する人は、はたしてどれほどいるだろうか。2月下旬。長...

10分間の死闘を、ここまで生々しい文章で知ることは貴重。イノシシと素手で戦って勝った男の話なんて、世界中探してもそう無いでしょう。そして何より、世界タイトルを制したボクサーよりも、意識高めの語り口になっているのが面白い。高層ビルでろくろを回しているCEOかな?

「自分も足場が悪いアウェー(本拠地ではない意味)で、イノシシも舞台が海ということでアウェー。つまりアウェー同士の闘いだった。自分は何度か釣りに来ていた場所だった分、足場にも慣れていてこちらに勝機があったと思う。ここで死にたくないという気持ちだけだった」

https://this.kiji.is/624163850391028833

イノシシの方がホームな気がするんだけど──まぁいっか!

釣り中に突然イノシシが現れたら、大半は水中に逃げる選択をとるはず。でも着衣している人間のほうが重さで不利だし、イノシシは意外にも泳ぎが達者。走って逃げるにも、短距離走の世界記録より速い相手……。

だから最も確実なのが”仕留める”ルートだったりする。襲われたアングラーは、愛用の竿で叩いたり、目潰しをしたりと、冷静な選択をとっていると伺える。もしかすると、前世でイノシシと格闘していらしたかもしれない。

……クマを素手で倒した伝説の格闘家は居そうだけど、エギングタックル(実質素手)でイノシシを倒したアングラーは世界初ではないだろうか。

市農林振興課有害鳥獣相談センターの担当者は「素手で撃退した話なんて聞いたことがない。~~~~もしイノシシと遭遇しても決して立ち向かおうと考えず、逃げることを最優先に考えてほしい」と呼び掛ける。

https://this.kiji.is/624163850391028833

釣り人は野生動物に襲われるリスクも考えないとね! 野生にエサ(魚)を与えるのもダメですよ。

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締めの一文が最高すぎる

このインタビュー記事で最高に良かったのは、最後の一文だと思う。

「また釣りに行くのか」と尋ねると、笑ってこう答えた。
 「家族からは1人で行くなと心配されているけれど、自分は行くよ。もうそろそろ再開しようかな。これからがイカ釣りのシーズン本番。もちろん、これからはイノシシが近くにいないか十分に用心しないとね」

https://this.kiji.is/624163850391028833

ハリウッド俳優クラスの見事な返しやん! 一介の釣り人が「もちろん、これからはイノシシが近くにいないか注意しないとね」なんて言えないでしょ。これ、数字取れますよ! AbemaTVあたりが食いつきそうだな……。

イノシシを素手で“撃退” 下田さん「ここで死にたくない」 アウェー同士の闘い「勝機あった」 | 長崎新聞
海で釣りをしているとき、獣に襲われる危険性を想定する人は、はたしてどれほどいるだろうか。2月下旬。長...

野生動物に襲われて怪我・損害を負った場合に保険は適用されるのか?

記事中にこんな一文もあります。

死闘から2カ月。やっと通院が終わった。「これだけ重傷を負いながら傷害保険も適用されない。でも一生に一度しかない体験だろうし、傷は残ったけど本当に助かって良かった」と下田さんはふり返る。

https://this.kiji.is/624163850391028833

傷害保険が出なかったとありますが、なぜそうなるのか。

野生動物に襲われて死亡した場合は生命保険がおります。ただし、軽症なり重症による通院や入院が必要なケースだと、傷害保険か入院保険のどちらかが適用されます。

保険金の支払いは保険会社に決定権があるわけで、怪我をした背景、つまり「自損・他損・過失」のどれに当たるかを考慮し、特約(約定)があるかどうかなど、支払うかどうかを決めます。

もし対人なら、相手に損害請求をすることもできます。だから保険会社は損失を回収しやすいため、対人以外に適用させるのは稀。野生動物相手に損害請求はできないし、基本は自損扱いになります。なので釣り中に襲われても、障害保険が適用されにくい背景があります。これはクマ相手でも同じ。

自動車走行中でも同じこと。野生動物が原因で、破損なり事故を起こした場合でも、相手に責任能力がないため自損扱いになります。この場合、修理費は自費か車両保険で支払うことになりますね。「触らぬ神に祟りなし」とはよくいったものだ。

行動シーンに合わせた1day保険も組み合わせるのが吉

通常の生命保険なり傷害保険は、不測の事態に対応するほど特約マシマシで月額が膨れ上がりやすい。それは家計にやさしくないし、何よりも、起こるはずがないのに適用されているのは無駄と感じる。

例えば「レジャー特約」があったとします。

旅行や遊びなど、”レジャー”をしている最中に損害があった場合に適用されますが、そもそも行かなければ何も起こりません。インドア派が契約したところで金の無駄です。

なら行く時だけに適用できれば便利じゃない?

そんな時に役に立つのが、1日から適用できる1day保険。スマホアプリのLINEで申し込める「LINEほけん」が、最も柔軟に適用できると思います。

魚釣り専用の保険があるし、これならイノシシを叩いて折れた竿も修復できます(限度はあるだろうけど)。行動に合わせた保険だと、その行動中に起きた全てに適用できるため、不測の事態もキチンと論理だてて納得させれば、保険金がおりる可能性が高い。

1口が少額で済むし、これこそ”保険”といって過言じゃないでしょう。

雑談

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